初めて賃貸の部屋を探す人にありがちなのですが、ポータルサイトと不動産会社をごっちゃにしている人が多い様です。
実は、友人から娘の部屋を探しているという相談を受けました。
そこで判明したことですが、アットホーム、スーモ、ライフルホームズでどの不動産屋さんが良いのか聞かれました。
しかし、そもそもそれらは不動産業者ではありません。
不動産の情報を掲載しているサイト（不動産ポータルサイトと言う）の運営会社です。
このページでは、不動産ポータルサイトと不動産会社のしくみについてお伝えしています。
不動産ポータルサイトとは？
不動産ポータルサイトは、不動産の賃貸物件や売買物件の情報を掲載しているサイトで不動産会社会社が運営しているわけではありません。
部屋を探す場合や土地や中古住宅、建売住宅などの家を購入する場合、昨今ではインターネットで情報を集めることが多くなってきました。
そのことから、多くの不動産会社は不動産ポータルサイトに情報を掲載してもらいそこから集客するようになりました。
不動産会社は毎月一定の金額を広告料として支払い、不動産情報を不動産ポータルサイトに掲載してもらっています。
不動産物件のほとんどははどの不動産会社でも仲介できる！
不動産会社が利用できるデータベース指定流通機構（レインズ）には様々な物件の情報があります。
この情報の中には不動産ポータルサイトにはまだ反映していない物件もあり、宅建業として登録している不動産会社はどこでも利用することが出来ます。
（そもそも宅建業として登録していなければ不動産仲介はできません）
レインズからの情報を元に不動産ポータルサイトに掲載してもらっている不動産会社も多く、同じ物件に対して複数の不動産会社が掲載しているのはこのためです。
つまり、賃貸、売買に関わらずほとんどの不動産物件はどの会社からも仲介してもらうことが出来るということです。
不動産会社のしくみ
アパートやマンション、貸家などの持ち主である大家さんは、自分で借り主を捜して部屋を貸す場合もありますが、それでは中々借り主が見つからない場合も多いので不動産会社に借り主を捜してもらうように依頼します。
これが不動産媒介契約です。
賃貸の媒介契約には
- 複数の不動産に仲介を依頼できる「一般媒介」
- 一社にしか仲介依頼できない「専任媒介」
があります。
そして、不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。
- 賃貸仲介メインの不動産会社
- 売買仲介メインの不動産会社
- 不動産管理メインの不動産会社
- 上記全てを取り扱っている大手不動産会社
の4つです。
その目的によって不動産会社を選択する必要が有ります。
まずは、不動産会社のホームページなどを調べてから訪問するようにしましょう。
市場に公開されていない賃貸物件
大手不動産会社では、自社で保有している賃貸物件もあります。
他の不動産会社からの仲介を受けてその物件の借り主を探す場合、当然のことながら仲介手数料を支払う必要があります。
その為、他に情報を出さないこともあります。
まとめ
初めて部屋を探すにはどの不動産会社に行くべきか分からないものです。
先ずは、不動産ポータルサイトをどんな物件があるのか、そして移住する土地にはどんな不動産会社があるのかを確認することをおすすめします。
そして、なるべくなら地域に根差した不動産会社を選ぶと物件だけではなく周辺情報を知ることが出来ます。
また、それだけではなくその不動産会社にだけある市場に出てない物件に出会える可能性も高くなります。
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