家族が亡くなったとき何をどうすれば良いのか迷ってしまいます。
悲しみに囚われたとしても家族を看取ったら、お世話になった方への挨拶や葬儀の準備などを行う必要があります。
身内を亡くしたときにすること
家族が亡くなった直後
お世話になった医者や看護師にお礼の言葉を伝えます。
お礼の品を贈る場合は病院によっては禁止されている場合もあるので事前に確認しておくようにしましょう。
熨斗(掛け紙)をかける場合は無地のものを使用します。
三親等までの親族に連絡します。
また、故人に親しい友人がいた場合はその方にも早めに連絡します。
その後は、通夜までに連絡するようにします。
最初に電話で伝え、通夜、葬儀などの詳細はFAXやメールで伝えるようにします。
故人の会社へ訃報の電話を入れるときの例文
お世話になっております。
○○課の○○○の妻の○○でございます。
この度、病気の為入院中だった夫が昨夜他界致しました。
これまで皆様に支えて頂き心より感謝申し上げます。
通夜・告別式につきましてはファクシミリにてこの後お知らせ致します。
何卒、よろしくお願い致します。
葬儀社を選ぶ
葬儀社を探す場合は、インターネットや知人の紹介、病院の紹介などがあります。
金額は葬儀社によって異なりますが、見積を貰ったときに金額だけを見るのではなく内容に何が含まれているのかを確認することが大切です。
特に確認するべき事は、見積内容に僧侶へ渡す「御布施」が含まれているかどうかです。
葬儀までの流れ
- 末期の水を取る(故人の唇を湿らせた脱脂綿などで濡らすこと。死に水を取るとも言う)
- 遺体の清拭、着替え、化粧(故人の希望の死装束が有れば準備しておく)
- 葬儀社へ依頼(病院で紹介して貰える)
- 遺体の搬送と安置(搬送先は自宅、又は斎場)
- 家族と葬儀の形式を決める(菩提寺や故人が所属している宗教に則る)
- 喪主を決める(故人の配偶者や子供が一般的)
- 通夜・葬儀・告別式の概要を決める(日程、規模、場所等の決定)
- 通夜・葬儀・告別式の通知を出す(親族、知人、故人の勤務先等)
- 受付や会計などの手伝いの依頼をする(信頼できる親族、友人に依頼する)
- 弔辞の依頼をする(故人の上司や友人など1〜3人に依頼)
- 菩提寺と打合せをする(葬儀社任せにしないで喪主が依頼する)
- 遺影の準備をする(生前の写真から選ぶ、服装はパソコンで加工して貰えるので何でもOK)
- 戒名を決める(戒名によって御布施の金額が異なる)
- 喪服(喪主の喪服は格式の高い物を準備する)
- お礼に渡すお金の準備をする(僧侶に渡す御布施、御車代、お膳料、手伝いの方へのお礼等)
- 葬儀の挨拶の準備をする(3〜5分位で読める物を準備)
- 納棺(故人の愛用していた物などを柩に納める)
- 供花、供物を並べ、通夜の席次を決める(送られてきた花や供物を並べ後日お礼を伝える為に記録する)
喪主の葬儀での服装
男性が喪主の場合
喪主が着用するのは正礼装です。
但し、喪主よりも他の親族の方が格式が高い服装にならないように注意します。
例えば、喪主がブラックスーツなのに他の親族が黒の紋付き羽織袴を着ることの無いようにします。
女性が喪主の場合
弔事用の物はシルクやウールなど高級な生地を使用しています。
光沢のある素材、サテン、レースなどの透けて見える素材は避けるようにします。
スカート丈は長めで膝が見えないもの、パンツはNGです。
ストッキングは黒無地、タイツは不可。
靴はヒールだか3〜5cmのパンプス、布製がベストですが革製の場合は光沢が無くシンプルな物を選びます。
バックは小型で布製、革製の場合は光沢がない物。
アクセサリーは真珠のみでネックレスは1連を。
まとめ
喪主になる事は人生の中でそう多くはありません。
亡くなった人や参列者に敬意を表することを忘れず、失礼の無いようにする為には最低限の知識を得ることが大切です。
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