家では、注文住宅を建てるとき、太陽光発電をつけませんでした。
巷では、太陽光発電を付けるのを推奨しているようですが、私が太陽光発電を付けなかったのはそれなりの理由があります。
その理由とは、
- 付ける時の費用に対して元は取れない
- メンテナンスコストがかかる
- 撤去費用の問題
- 耐震性が損なわれる可能性
です。
このページでは、その4つの事を元に私が太陽光発電をつけなかった理由をお伝えしています。
太陽光発電を付けても元が取れない理由
太陽光発電の設置費用は、平均すると150万円前後です。
しかし、これは太陽光発電のソーラーパネルや器具などを設置するための費用で、他にもコストがかかります。
太陽光発電のソーラーパネルを屋根の上に載せるのですから「補強」が必要になります。
補強というのは
- 太陽光の重量を支えるための耐震対策
- 太陽光の輻射熱に対する断熱対策
- 屋根の雨漏りの防水対策
が必要になります。
太陽光発電を付ける事によって、電気代が抑えられたり売電があるというメリットも考えられますが、今後売電はなくなる可能性が高いと言えます。
電気代が抑えられると言っても、積雪が多い地方や雨や曇りの日など発電しない日もあります。
そう考えると冬場や梅雨の時期は電気代をそれ程多く削減することは難しいのではないのでしょうか?
太陽光発電のメンテナンス費用
1回のメンテナンスにかかる費用は1〜2万円です。
更に太陽光発電を設置して10年後くらいにパワーコンディショナーの交換が必要となります。
その費用は約15万円〜30万円です。
更に、台風や地震などでソーラーパネルが破損した場合は、修理が必要になります。
修理をする為には足場を組む必要が有り、その費用だけでも10万円〜20万円程かかかります。
太陽光パネルの撤去費用
太陽光パネルは永遠に機能するわけではありません。
もし、太陽光パネルに寿命が訪れたら撤去するしかありません。
寿命の前に災害などで故障して、撤去する必要が出てくる可能性もゼロではありません。
太陽光発電のソーラーパネルは耐震性が低くなる?
太陽光発電のソーラーパネルの重量は屋根に負担がかかります。
あらかじめ太陽光発電を設置することを想定して家を建てればその事を加味することも出来るのですが、そうすると当然のことながらコストがかかります。
問題なのは、後付けのソーラーパネルです。
最初から太陽光発電を採用する場合や、将来的に採用する予定の場合は通常より耐震性を重視して家を建てる必要が有ると言えます。
まとめ
エコのためとか、電気代削減の為、などと目先のメリットにばかり囚われると後悔する可能性があります。
太陽光発電が本当に必要なのか、メリットとデメリットは何なのか、営業マンの誘導トークに惑わされないように、しっかりとリサーチすることをおすすめします。
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