家を綺麗に保つためには普段の生活で発生する汚れをすぐに落とす必要があります。
とは言え、日々の忙しさに紛れてこまめな掃除も難しい場合があるでしょう。
小さな汚れも放置すると中々落としにくくなってしまうものです。
このページでは、汚れの種類や場所などの特徴を考慮した基本的なお掃除の方法をご紹介しています。
見えない場所の埃を除去
高い家具の上や冷蔵庫の上、電気カバーなどに溜まった埃はこまめに掃除するのは大変です。
しかし、目に見えにくい埃は放って置くとダニの死骸、花粉、カビなどが含まれており、アレルギーの原因にもなります。
時間が経ったキッチンの油汚れを除去
油汚れは、基本的に調理が終わったらすぐに拭き取るようにすれば綺麗になります。
しかし、時間が経った油汚れは熱によって酸化したり、ヤニ状にになってしまい拭いただけでは綺麗に落ちません。
油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使用すると落ちやすくなります。
まずは、洗剤を付けて拭き取りますが、拭き取るだけで落ちない場合はブラシで擦ります。
最後に洗剤を拭き取ってから、クエン酸水をスプレーして拭き取ると中和されるのでぬるつきを落とすことができます。
クエン酸水の作り方
・クエン酸:小さじ1
・水 :200ml
水回りの水垢や石けんカスの落とし方
お風呂場や洗面所、キッチンのシンクなどに発生する水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが原因です。
石けんカスがカルシウムと合わさると脂肪酸カルシウムに変化して汚れがますます落ちにくくなってしまいます。
水回りのカビの落とし方
カビの発生を防ぐためには、こまめな掃除と乾燥がポイントです。
また、お風呂場は、最後に入浴した人が冷たい水をお風呂の床にかけるとカビが発生しにくくなります。
落ちにくい場合は、カビ取り洗剤をかけて数時間放置します。
ヘアピンやカミソリから発生したサビの落とし方
お風呂場や洗面所に発生する多くの錆は、ヘアピンやカミソリを放置したことによるもらい錆です。
また、水道縗に含まれる鉄分が原因となる場合も有ります。
それでも落ちない場合は、還元型漂白剤を70度くらいのお湯でペースト状にして錆の付いた場所に塗って20〜30分放置して拭き取ります。
トイレの尿石の落とし方
トイレにこびりつく尿石は尿が化学反応を起こして炭酸カルシウムに変化した物です。
臭いの原因になるので早めに除去するようにすることが大切です。
その後、ブラシで擦りますが、それでも落ちない場合は専用の尿石除去剤を使用するかサンドペーパーを使用します。
素材毎の汚れの落とし方
木材
床や壁などが木の場合は、吸水性が高いので基本的になるべく水を使わないようにします。
汚れが目立つ部分だけ中性洗剤を少々含んだ雑巾で拭くようにします。
特に、天然木材を使用したフローリングや腰壁などは水拭きを避けるようにしましょう。
石材
石材と言っても材質は様々です。その材質によって取扱が違ってきますので注意が必要です。
天然石 | 大理石、御影石など | 半乾きの雑巾で拭くのがベスト(薬品付モップ、酸性洗剤は使用不可) |
タイル | 焼き物 | メラミンスポンジを重曹水でこする(うわ薬が塗布されている場合はワックス不要) |
プラスチックタイル | 樹脂タイル | 石けん水かアルカリ性洗剤で水拭き |
人口大理石 | 模造石 | 水拭き後から拭き |
ステンレス
水拭き後、から拭き、汚れが酷い場合は歯磨き粉を付けてぬらした布でこすります。
ガラス
たわしやクレンザーは傷が付くので不可。柔らかい布で拭き掃除をします。
カーペット
掃除機掛けの後、お湯につけて堅く絞った雑巾で拭き乾燥させます。
シミが付いている部分は、泡立てた洗剤をシミの上に載せてからブラシで叩いて汚れを落とします。
まとめ
汚れは放置すればするほど落としにくくなってしまいます。
汚れを放って置くと雑菌が繁殖して健康面にも悪影響が出る可能性があります。
場所や素材によって効率的な汚れの落とし方があるので家の劣化を防ぐためにもしっかりとその方法を確認しながら対処することが大切です。
コメント